大阪万博で加茂高校について語りました
こんにちは。広見校校舎責任者の村井です。
先日、GIFTのYoutubeチャンネルにて動画が公開されました!
加茂高校で行われた「クリエイティブ・チャレンジ・ディ」についての動画です。
ただ、今回は教室ではなく、大阪の万博にて撮影を行いました!
(なぜ万博で加茂高校の話を……?その答えは動画の後半で語られます)
クリエイティブ・チャレンジ・ディの話は動画内で詳しく説明しているので、ブログでは割愛します。
今回はせっかく万博に行ったので、会場の様子やパビリオンの内容などお話ししていこうと思います!
(撮影していたので自分で撮った写真は少なめです!)
万博の会場に到着して、一番最初に驚いたことは、人の多さでした。
僕たちは夕方5時のチケットを取っており、暗くなる直前くらいで入場しました。
「朝から来た人がちょうど帰るくらいの時間帯だから、空いているだろう」と予想していましたが、見事に外れました。
とにかくすごい人!ディズニーランドくらい、いや、それ以上の混雑ぶりでした。

写真は夜8時くらいに撮影したエレベーター。絶え間なく人が昇り降りしていてギッチギチでした。
また、万博には「当日予約」と言う制度があり、万博会場に入った後にスマホなどで空いているパビリオンを予約できる、というものです。
しかしこれが全然取れない!ほとんどのパビリオンが満員御礼!
正直ここまで混んでるとは思ってなかったです……万博、恐ろしや……!
そんな中で、いくつかパビリオンを回りました。
まず紹介するパビリオンはフィリピンです。
フィリピン館で記憶に残っている点はフィリピン伝統の手織りの織物ですね。

写真はフィリピン館の入り口。まず色鮮やかな織物から出迎えてくれます。
中に入ると、フィリピンを構成する地域や島々の特徴を織物で表現した作品が並んでいました。
美しい作品と共に、その地域の特色などが紹介されており、芸術と知識の両方を同時に楽しめてよかったです!
ちなみに僕はフィリピンには飛行機の乗り継ぎで一度訪れたことがありますが、入国はできなかったので、次回はぜひ観光してみたですね!
また、中国のパビリオンにも行きました!
中国館は夜になってから訪れました。

写真は中国館の入り口。竹簡(紙の発明前に使われた記録媒体)をモチーフに、各時代の文字が並んでいます。
その中に孔子の有名な一節「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」を見つけてテンションが上がりました!
普段教室で教えている漢文を、外でも感じられて嬉しかったです。
中国館では、歴史的な史料から未来への展望まで、数多くの展示がありました。
ここの特徴は展示物の多さ!中も広く見るべき所も盛り沢山。その量に圧倒されますね。さすが4000年の歴史……
その他にも、いくつかの国がまとまって展示されている「コモンズ」というパビリオンや、関西パビリオンなどに訪れました。
全部楽しかったです!!最高!!!
……という感想だけで終わらせると「本当に国語教えてるのか?」と思われそうなので、もう少し語ります(笑)
皆さんに伝えたいことは、万博には勉強が楽しくなるきっかけがあるということです。
さまざまな国のパビリオンを回ると、教科書には載ってないような、テストには出題されないようなことを数多く知ることができました。
普段の勉強で、地理や歴史に登場する単語をただ暗記するだけになってはいませんか?
もちろん定期テストで点数を取るために、暗記は必要なことです。ただ、ひたすら単語を暗記することは単調でつまらないと感じる人も多いでしょう。
しかし、万博でさまざまな情報に触れることで、つながりが生まれます。
例えば、中国館では、秦の時代の始皇帝について記された金属板を見ることができました。
この板についてテストで問われることはまずありませんが、秦の時代を勉強しようと思ったとき「そういえば万博で金属板を見たな」と思い出すだけで、教科書上の単語と自分の体験がつながります。
そうすると、ただの文字列だった情報に自分の体験が乗っかり、覚えやすくなるのです。
(ちなみにAI学習の分野ではこれを「記号接地」といい、現状AIにはできず人間だけに許された特権でもあります)
もちろん万博で得たものが100%テストのために活かされる、というわけではありません。
ただ、普段の生活では得られないような体験や知識は、いつか皆さんの勉強とつながる可能性を秘めています。
そして「あの時万博で見たやつだ!」とつながりを感じたなら、退屈な暗記作業から一歩抜け出して、勉強が楽しく感じられるかもしれません。
僕は今回の万博の話や旅行先の話などは積極的に生徒に話すようにしています。
もし勉強中に「これ村井先生が話してたやつだ!」となってくれたら嬉しいですし、僕の話で興味を持って自分で体験しに行ってくれたらもっと嬉しいです!
今後もさまざまな体験をして、生徒に語って、つながりを感じてほしいです。