【大阪市全国学力テスト最下位ニュースを見て】塾長が考える平均点が低いときに注意したい指導方法

夏期講習真っ只中です。どうもGIFT塾長です。

 

今日ニュースで見たのですが・・・

 

大阪市が全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の成績で最下位になってしまったらしく、市長が対策を講じているそうです。全国学力テストの結果を人事評価に反映させることを検討しているようですね。

 

これについて、学校の先生や塾の先生、教育に関わる人はいろいろと意見があると思います。僕もちょっと思うところがあるので記事にしたいと思います。

 

生徒達の成績を人事評価に反映させることについての懸念

 

僕は塾をやっているので、絶えず生徒の成績アップが塾の評判や業績に反映されていきます。もちろん子ども達にとって、成績アップ以外にも大切なことはたくさんあるのですが、塾ですから、成績アップは絶対に狙っていきたいと、僕は思っています。

 

これを学校でもやってしまうと「点数のみを狙っていく偏った教育にならないか?」と言う懸念も出ているようですが、それは確かにあるかもしれません。

 

特に現在の学校教育は、子ども達の生活全般を受けもってしまっている感があり、そんな学校の先生達の間では『子ども達の学力』と言うのは伸ばしていきたい力のうちの1つでしかないでしょう。万が一にも公立の学校教育で、子ども達の成長を先生達の人事評価に入れるなら、点数だけでなく、もっとたくさんの教育的成長の成果を評価項目に入れる必要があるように思います。(←けっこうイイコト言ってますね?笑)

 

もっとも懸念するのは平均点が低いときの具体的な指導方法の間違い

 

僕が一番心配しているのは、子ども達の点数が悪いときに行われる指導方法です。

 

僕が塾をしている地域でも、どこかの学年の平均点が特に悪い場合、学校の先生達も気にして色々対策を講じられることがあるようです。

 

そういうときに必ず行われる方法は『課題を増やす』と言うことなんですが、これが本当に意味ないんですよ。(具体的には、自主学習ノートの冊数が増えたり、宿題の問題集が増えたり、学校のワークの繰り返しの回数が増えたり・・・)

 

なぜ意味がないかと言うと・・・

 

平均点が低いときって、半分より下の子達の点数がものすごく悪いんです。この子達が勉強に取り組む様子を実際に見てみると分かるのですが、やる気がないとか、勉強量が少ないとか、そういうことじゃなしに、普通に自力で覚えられない、自力で理解できない、自力で問題が解けないんです。やろうと思ってもできない状態です。

 

だから、そんな状態の子達に、いくら勉強の量を増やして与えても、解けない問題を解けないまま解いて、結局解けずに答えを写すだけになってしまいます。

 

だから、大阪市も、市長さんがブチ切れて「点数悪かったら給料下げるぞ!」とやって、学校の先生達が超焦って課題を鬼増やした挙句、成果はまったく上がらないと言う最悪の結果にならないか、ちょっと心配してしまいました。

 

単純に課題を増やして効果があるのは、成績上位の子達だけです。GIFTでもトップの子達には別問題を追加で渡したりしますからね。

 

塾長が考える平均点を上げる指導方法

 

僕がいつも言ってることなんですが、成績アップするためには、「覚えていないものを覚える」「解けない問題を解けるようにする」と言うことが必要なのです。それがなければ、いくら厳しくても、いくら学習量が多くても、成績アップは果たせません。

 

だから、課題を増やすにも、ただただ量を増やすのではなく、出し方(=質)が大切になってくるでしょう。

 

例えば、漢字練習の宿題なども「何回書く」と言うものから「何回か練習してから指定の範囲を自分でテストして間違えたものを練習して再テスト」と言う形式に変えていくことは、とても意味があると思います。

 

また「授業で教えっぱなしにして定着を宿題に任せる」と言う伝統的な(?)指導方法から脱却して「授業内に演習時間を取って定着まで考えて指導する」なんてことも効果があると思います。

 

まぁ、GIFTでやっていることを書いただけなんですが(笑)

 

しかし、ただでさえ忙しい学校の先生が、点数アップのみに集中してこのような細やかな対策をしていけるでしょうか?先にも書いたように、学校の先生は点数だけを追った教育はできないでしょうし、一気に30人前後もの子ども達を見ないといけないと言うトンデモな制約まであります。(30人を一気に指導することの大変さ・・・想像を絶しますよ)

 

その点、塾は成績アップに集中して今までにない指導を考案していけますし、だからこそ塾があるとも言えます。

 

やはり成績アップに対しては、民間教育である塾が本当に本気で取り組んでいかないといけないよな!と思ったニュースでした。