講習不参加のご家庭に返金しないことで起こるデメリット3つ

え〜っと、塾業界、夏の風物詩なんですが・・・「転塾しようとしたら前の塾さんで講習費がもう請求されてて今から解約できないみたいで・・・」と言う相談、毎年ありますね(汗)

 

新年度にも同じ内容の記事をあげました。

【保護者様必見】入塾退塾のお金トラブルはこう対処しよう

なかなかなくならない塾の費用のトラブル、「これって塾にとってもデメリットが大きいのでは・・・?」と言う話を書きます。

 

夏期講習費用でのトラブル例

 

多くの塾さんは、授業料が先払いです。だから、8月の夏期講習の費用は7月に落ちるところが多いでしょう。すると、7月の途中で「夏期講習から違う塾にしようかな」と思われるご家庭は、講習費用をすでに請求されている状態になることも。

 

一度設定した費用は返金しないと言う規約を作ってる塾さんが多いので、講習費用が戻ってきません。講習を受けないつもりだったのに講習費は請求されてしまうと言う自体に!

 

僕も塾の経営者なので、塾側の気持ちもわからないわけではありません。塾も講習に向けての準備があります。教材も先に発注しますし、定員制のクラスなら直前に席に穴が出来ても困ります。そうは言っても、保護者様目線でモノゴトを考えたら、受けない講習の費用を払わなければならないのは、なかなか納得できないでしょう。

 

では、そんな状況になってしまった場合、塾にとってどんなデメリットがあるのか説明していきます。

 

【デメリット1】生徒がやめることを前提に来てるからやる気出ない

 

本当は講習から違う塾に行きたいのです。それなのに請求があがってしまって返金してくれないから、講習までは前の塾さんに通うと言うご家庭もあります。まぁ、講習費用は結構高いですからね。

 

しかし、1ヶ月後にはやめるのです。

 

そんな気持ちで通う生徒の学力は上がるでしょうか?僕なら、返金して「次の塾で頑張れよ!」と言ってあげます。

 

【デメリット2】やめたいと思っている生徒を教える先生もメンタルにダメージ

 

不満を持ちながら通う生徒を教えることは、先生にとってもダメージが大きいですね。僕は自分もそんな状態で授業をしたくないし、自塾の講師にもそんな想いで授業をしてもらいたくないと思います。

 

GIFTが、あまりにも生徒と講師の信頼関係を重視しすぎと言うのもありますが(笑)

 

もちろん「生徒にやめたいと思わせてしまった」ことについては反省や改善が必要です。しかし、塾はそれぞれ特徴を持つべきで、その塾に合う生徒が満たされた気持ちで通うことがお互いに一番良いのです。

 

【デメリット3】そんな状況に親さんの心も穏やかでない

 

塾側は「そういう決まりの説明してあるから」と割り切っていても、親さんの目線で考えれば、やはり不信感が芽生えてしまうでしょう。

 

例えば、講習の申込書を提出してもらって、そこに「これを提出された場合は費用は返金できません」と絶対にわかるように明記しておくとか、かなり気を使って注意を促しているなら納得もいくかもしれません。しかし、大抵はそこまでの告知は徹底されていません。親さんから見たら「なんか簡単にはやめにくくしてるんだろうな」と言う印象は拭えないでしょう。

 

指導を一生懸命していても、親さんにそんなふうに思われたら本当に大きなマイナスです。

 

塾も保護者様も納得できるように解決方法を考えよう

 

(1)キャンセル料を最初から設定して告知しておく

確かに講習に参加すると思っていた生徒が急に参加しないと、準備した教材が無駄になったり、仮に返金するとなっても振込手数料がかかったり、その処理に時間がかかったりで、迷惑である部分もあります。そこで、最初から2,000円程度のキャンセル料を決めておくのはどうでしょうか?もちろん、しっかりと申込書などにわかるように明記する必要があります。

 

常識的な親さんなら、塾にも準備などの都合があることはわかってみえるので、納得できる程度のキャンセル料ならトラブルなく支払ってもらえるでしょう。

 

(2)授業料を後払いにしてしまう

後払いだと授業料を支払わずに途中でいなくなってしまう・・・みたいな心配があるのか、先払いの塾さんがほとんどですね。で、結局、退塾時にトラブルわけです(汗)だから、もう最初から授業料を後払いにしておけばいいと思います。

 

そうすれば、月の途中で「塾やめたいんですが・・・」となっても、翌月の請求はストップできるじゃないですか。

 

GIFTの場合はどうか?

 

GIFTの場合は、まず、授業料が後払いなので、授業を受けないのに請求するとかはタイミング的に起こりません。それでも請求設定は月の中旬にするため、設定後に月の途中で退塾と言うことはゼロではありません。その場合は、授業に不参加分を日割りして返金するようにしています。

 

ちょうど先日、生徒がこの手の話(塾は返金されないと言う話)をしていて

 

「塾長なら、そういう場合、すぐ返金するでしょ?」

 

と言って来たので、「お、みんなわかってるじゃないか!」と内心喜んでいました。(そう言って返金されること確認して急に塾やめる気じゃないだろうね?笑)

 

一度払ったお金は受講していなくても返金しないとか、いついつまでに申し出ないとお金は翌月の分も落ちてしまうとか、もしかしたらほんの少しは退塾を防ぐ効果があるのかもしれません。しかし、それを遥かに上回るデメリットがあると僕は考えます。

 

塾にも都合あるとは思いますが、それだけに捉われず、生徒目線、保護者様目線で柔軟に対応したいものです。

 

塾業界にはびこる不信感が少しでも減ればと・・・・、切に願います。