【高校で失速】中学は点数良かったのに高校で伸びないのはなぜ?

ちょうど今、高3生達といろいろ勉強について相談をしている塾長です。

 

そこで勉強方法なんかについてもいろいろ相談するんですが、中学と高校の勉強のやり方が違うと言うことに気づいていない生徒が多いなと思います。この違いを知っておかないと、中学の時は点数が良くても、高校でガコンと点が落ち、やってもやっても成績が上がらないと言うことになってしまいます。

 

高校進学後も、成績を上げて行きたい人は参考にしてください。

 

中学は大量演習でなんとかなってしまう

 

中学内容は、高校内容と比べて覚えることや理解することが非常に少ないです。使う解法とかもかなり限られます。そうすると、問題を解くために覚えておかないといけないことや理解しておかないといけないことが未完成でも、何度も演習問題を解いてるうちに、なんとなく掴めてしまいます。

 

具体的に言うと・・・

 

英語なら、単語を覚えずに英文を何度か書いていてその時に単語が覚えられたりとか、文法を理解していないけど何度も英文を書いているうちに似た英文が書けるようになったりする、と言うことです。

 

数学なら、何度も似た問題を解いていると、いつもその解き方をするから、理由は分からないけどとにかくその操作をして答えを出すことができるようになったりする、と言うことです。

 

一見、問題ないように見えますね?これが、問題大有りなんです。この状態は「基礎部分の根本的な理解なしに、類題で反復しているうちに操作だけ覚えてしまっている」ことになります。これは元の基礎部分(覚えておくことや理解しておくこと)が少ないから、問題解いてるうちにそれが見えてくるわけです。

 

しかし、高校になるとこれが通用しなくなります。

 

高校の勉強で思考無き反復をやってはいけない

 

高校の内容は、やってみると分かるんですが、まぁ難しいですね(笑)。理解しないといけないことや覚えておかなければならない基礎部分が非常に多い。そして、解法一つ取っても「なぜこの問題では、その解法を使うのか?」と言う理由まで理解しておかないと問題の中で全然使えなかったりします。

 

だから、高校の勉強において、演習の反復の中から体系的なルールを掴むとか、解けるパターンを抽出していくとかは、もうほとんど無理と言えます。例えば、高校の英文をたくさん読んだからと言って、そこから高校で並ぶ英文法を理解していこうと言うのは無理と言うことです。

 

正しい勉強方法は、英文法できっちり文構造を理解してから、それを使っていろいろな英文を読んでいく、と言うものになります。

 

中学の時は点数が良かったのに高校生でなぜだか伸びない人は注意!

 

中学のときは、塾などからたくさん宿題が出て、それを何も疑わず言われた通りこなしていれば、それなりに点数が取れていたかもしれません。その方法をそのまま高校で続ければ、当然点数は取れなくなってきます。「中学の時と同じように真面目にやっているのにおかしいなぁ」とか「もっと量を増やさないといけないのかなぁ」と思ったかもしれませんが、やり方がおかしかったわけですね。

 

もう一度まとめておきますが、

 

中学の勉強は、基礎部分が少ないので演習を反復すると基礎部分もなんとなく身につく=点数も取れる。一方、高校の勉強は、基礎部分が質も量も膨大で、それをマスターせずに演習の中から基礎部分を体系化することは、ほとんどの子にとって不可能。

 

正しいやり方は、基礎部分の中から根拠を持って必要なものを選んできて、組み合わせて使って演習を解いていきます。その上で、間違えた問題を意味を考えながらやり直していくのが一番効果があります。

 

もちろん例外な子もいます。高校レベルであっても、もともとすごく賢い子とか学校の授業を一度聞いたらすぐ理解して忘れない子などは、演習がまだ早いのでは?と言う段階でも、問題さえ解いていけば、どんどん上がります。そうです、あなたが中学の時、ただ演習を解いていたらだんだん上がっていったように。それを高校でも実現できる子もいるのです。

 

しかし、今、中学の時と同じようにやっているのに成績が伸びてこないなら、やり方を変えましょう。

 

「覚えること、理解することをしっかり抑えてから演習に入る」

 

これだけです。高校生のみなさんは、焦らずに計画を立てて基礎をやってくださいね。

 

(そして、中学生のみなさん、できれば今からこのような意識で勉強をしていくと、高校進学後も心配ないですよ!)